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虫歯

歯の表面のエナメル質は、ルビーやエメラルドの次に来る硬さで、
プラチナや鉄よりも硬いのです。

虫歯の原因はミュータンス菌という細菌が原因です。
ミュータンス菌は主に人間や他の動物の口の中に生息しています。
そして、ミュータンス菌の好物は糖分で、糖分を食べて人の口の中に酸を作り出します。
その酸が虫歯の原因となります。

歯の一番外側がエナメル質で、その内側が象牙質、
更にその内側に血管と神経が有ります。
そして、一番外側のエナメル質は、表面が小柱の様になっていて
細かい隙間があいているのでミュータンス菌が作り出す酸が、この隙間を通って
歯の内部にしみ込んで内部を溶かします。
その為に、内部が先にもろくなり、外から見ると小さく見えている穴でも
中は大きな空洞が出来ている場合が多いのです。
ですから、虫歯とは酸によって歯が溶けることを言います。

ところで、「炭酸飲料を飲むと歯が溶ける」と言われますが、これは事実でしょうか?
結論は、歯の表面はミュータンス菌以外の酸でも溶けてしまいます。
歯を溶かしてしまう酸の強さは PH5.5よりも強い酸で、炭酸飲料の PHは2.2から3.4ですから
歯を溶かしてしまうということは理解出来ます。
炭酸飲料以外にも、例えばビールは PH5.5以下なのでビールでも歯は溶けてしまいます。

しかし、簡単に歯が溶けない理由は、唾液が酸から歯を守っているからです。
因みに、唾液が歯を守る力は水の10倍だと言われています。
では、唾液が歯を守っているのに、それでも虫歯になるのはどうしてでしょうか?
それは、人間には虫歯になりやすい人とそうでない人が居るからです。
虫歯になりにくい人は、唾液の中和力(酸を中和する力)がPH5.8以上有り、
とても中和力が強い人です。
逆に中和力が弱い人は、酸から歯を守りづらい人なので、
毎食後歯を磨かなければ虫歯になってしまいます。
そして、4人に1人が、唾液の中和力が弱い人です。

但し、いくら唾液の中和力が強いからと言っても、
歯の磨き方の悪い人は虫歯になりやすいのです。
つまり、虫歯にならない為には、唾液の中和力が強くて歯を綺麗に磨くことです。
そして、唾液の中和力が強いか弱いかは、歯科でチェックする事が出来ます。

ところで、例え唾液の中和力が弱い人でも、ストレスの無い生活を送り、
適度にガムを噛み唾液の量を出す工夫をすれば、
虫歯に対する深刻な状態を回避する事が出来ます。

又、唾液の質が良い人でも、お昼に間食をする人は、唾液の中和力が落ちている時に
食べる事になり、夜、寝る前に夜食を食べる人は、睡眠中には殆んど唾液が出ないので、
口の中の食べた物を洗い流すことが出来ないので注意が必要です。

次に、虫歯の程度を表す C1~C4のCは
ドイツ語の Caries(虫歯)の頭文字をとった物です。
そして、C1よりも C4の方が虫歯が進行している事を表します。
C1程度では痛みは感じませんが、
C2以降になると冷たい物がしみるなどの症状が出て来ます。
歯の神経を抜くのは C3程度になった時です。
但し、神経を抜いた後も痛みは感じませんが、歯のケアをしないと虫歯は進行します。

最近の歯の治療は、比較的痛みの少ない治療が取り入れられています。
①レーザー治療:レーザーを用いて治療をして、
少しずつ削る為に患部以外は削らないので痛みが少ない。
②カリソルブ:ドリルを使わずに薬液で虫歯だけを溶かすので痛みが出ない
③ヒールオゾン:虫歯の患部にオゾンを短時間当てて虫歯菌を殺菌する方法で、
初期の虫歯ならば十分で治療が完了する。但し、保険が効かないので要注意です。

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